台湾フィルハーモニック
2019 日本ツアー
台湾フィルハーモニックは、1986年に設立された台湾の国立オーケストラとして名高い(台湾では「NSO國家交響樂團National Symphony Orchestra」の名称)。
アジア諸国の中でも、最も優れたオーケストラの一つとして台湾フィルハーモニックは評価されている。
2005年に舞台芸術センターの専属オーケストラとなり、2014年には国家歌劇院のレジデント・オーケストラとなった。
2010年8月から欧米で高い評価を得ているリュウ・シャオチャが第五代音楽監督に就任し、その黄金時代を創り上げでおり、台湾の文化的豊かさと音楽教育の強化に貢献している。
毎年、台湾フィルハーモニックは、99人のメンバーが、40週の音楽シーズンに、おおよそ75回のコンサートや室内楽コンサートと一回のオペラ公演を行っている。また、教育プログラムにも積極的で、アウトリーチ・プロジェクトもコンスタントに行っている。
台湾内や海外でのコンサート・ツアーも、定期的に行っており、これまでに、ウィーン、パリ、ベルリン、ジュネーヴ、ミラノ、シンガポ-ル、クアラルンプール、札幌、東京、横浜、香港、そして中国の主要都市でツアーを行っている。
- 日時
2019年4月30日(火・休) & 5月6日(月・祝) 各14:00開演(各13:30開場)
- 会場
東京文化会館大ホール & ザ・シンフォニーホール
- 出演
リュウ・シャオチャ 呂紹嘉 (指揮)
リチャード・リン 林品任 (ヴァイオリン)
台湾フィルハーモニック(管弦楽)
http://npac-nso.org/en/
5/3~5には、いしかわ・金沢「風と緑の楽都音楽祭」2019に参加します。
音楽祭HP: https://www.gargan.jp/
- プログラム
芥川也寸志: 交響管弦楽のための音楽
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64 (ヴァイオリン:リチャード・リン 林品任)
江 文也:台湾舞曲 Op. 1
シベリウス:交響曲 第2番 ニ長調 Op. 43 - チケット
全席指定 S席7,000円 / A席6,000円 / B席5,000円(両日共)
- お問合せ先
アスペン 03-5467-0081
Profile
リュウ・シャオチャ 呂紹嘉 Shao Chia Lü (指揮)
1960年台湾生まれ。台北で音楽を学び、ミネソタ州ブル-ミントンのインディアナ大学およびウィーン国立音楽大学を卒業。ブザンソン国際コンクール(フランス/1988年)、ペドロッティ国際指揮コンク-ル(イタリア/1991年)、コンドラシン国際指揮者コンクール(オランダ/1994年)で優勝し世界の注目を浴びる。 1994年、急遽チェリビダッケの代役でミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団をヨーロッパでコンサート・デビュー。1995年 にはベルリン・コーミッシェ・オーパーの第1カペルマイスターに就任しオペラ指揮者としてもデビュー。以来ヨーロッパでは、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団、ノルウェー放送交響楽団、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、フランス国立管弦楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団、ベルリン放送交響楽団、イェーテボリ交響楽団、シュターツカペレ・ワイマール、フランクフルト・ムゼウム管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団などのオーケストラ、アジアでは、NHK交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団に客演、台湾を含む世界各国で積極的に指揮活動を行っている。2014~17年には南デンマーク・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者をつとめた。 オペラの分野でも卓越した指揮者としての地位を確立し、ドイツのコブレンツ劇場(1998年~2001年)、ライン州立フィルハーモニー管弦楽団(1998年~2004年)、ハノーファー州立劇場(2001年~2006年)で音楽総監督を歴任。シドニー・オペラハウスやイングリッシュ・ナショナル・オペラ、ブリュッセルのモネ劇場、オスロ・オペラハウス、イェーテボリ歌劇場、フランクフルト歌劇場、ハンブルク州立歌劇場、シュトゥットガルト州立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ベルリン・コーミッシェ・オーパーなど世界の有名なオペラハウスで客演指揮をつとめている。 2010年より台湾フィルハーモニック(NSO国家交響楽団)の音楽監督をつとめている。
リチャード・リン 林品任 Richard Lin (ヴァイオリン)
多数のコンクールで優勝し注目を浴びている、台湾系アメリカ人のヴァイオリニスト。2013年第5回仙台国際音楽コンクールで優勝および聴衆賞を受賞。その他、2011年マイケル・ヒル国際ヴァイオリン・コンクール第2位および“ニュージーランドコミッションワークベストパフォーマンス”賞、NTDTV(New Tang Dynasty Television)国際中国ヴァイオリン・コンクール第2位、ブラム弦コンクール第1位および全体賞、また、ナショナル台湾音楽コンクール第1位を受賞している。2018年9月、若手ヴァイオリニストの登竜門として世界にその名を知られる難関の第10回インディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールで優勝し、世界の注目を浴びている。 ソリストとして、これまでに台湾フィルハーモニックのほか、仙台フィルハーモニー管弦楽団、オークランド・フィルハーモニー管弦楽団、オクラホマ市交響楽団、台湾国立交響楽団、台北市立交響楽団、ワロニー王立室内管弦楽団、横浜シンフォニエッタ、マカオ弦楽協会オーケストラ、台湾弦楽アカデミーと共演。 また、台湾およびアメリカ合衆国で、多くのソロリサイタルを開催。台湾の財団であるShing-Tien-GongとDong-Sinより年次奨学金を受けている。また2010年及び2011年には、チーメイアーティスト賞を受賞している。 1991年、アリゾナ・フェニックスに生まれ、台湾で育ち、4歳の時にヴァイオリンを学び始めた。16歳の時、グレゴリー・リーとともに渡米。 カーティス音楽院にて、アーロン・ローザンドに師事。現在、ジュリアード音楽院修士課程にてルイス・カプランに師事している。 現在の使用楽器は、インディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールから貸与されたストラディヴァリウス「Ex-ギンゴールド」(1683年製)である。
台湾フィルハーモニック Taiwan Philharmonic (管弦楽)
1986年に設立された台湾の国立オーケストラとして名高い(台湾では「臺灣愛樂 NSO 國家交響樂團National Symphony Orchestra」の名称)。アジア諸国の中でも、最も優れたオーケストラの一つとして台湾フィルハーモニックは評価されている。2005年に舞台芸術センターの専属オーケストラとなり、2014年には国家歌劇院のレジデント・オーケストラとなった。2010年8月から欧米で高い評価を得ているリュウ・シャオチャが第五代音楽監督に就任し、その黄金時代を創り上げでおり、台湾の文化的豊かさと音楽教育の強化に貢献している。 毎年、台湾フィルハーモニックは、99人のメンバーが、40週の音楽シーズンに、おおよそ75回のコンサートや室内楽コンサートと一回のオペラ公演を行っている。また、教育プログラムにも積極的で、アウトリーチ・プロジェクトもコンスタントに行っている。台湾内や海外でのコンサート・ツアーも、定期的に行っており、これまでに、ウィーン、パリ、ベルリン、ジュネーヴ、ミラノ、シンガポ-ル、クアラルンプール、札幌、東京、横浜、香港、そして中国の主要都市でツアーを行っている。 国際的に名声を博している指揮者たち、ロリン・マゼール、クシシュトフ・ペンデレツキ、ルドリフ・バルシャイ、レナード・スラットキン、クリストファー・ホグウッド、ミヒャエル・ザンデルリンク、ソリストでは、ヴァディム・レーピン、ヒラリー・ハーン、バイバ・スクリデ、ヴィヴィアン・ハーグナー、ヨーヨー・マ、ゴーティエ・カピュソン、アルバン・ゲルハルト、ミッシャ・マイスキー、ソル・ガベッタ、エヴェリン・グレニー、マルティン・グルビンガー、ルイ・ロルティ、白 建宇(クン=ウー・パイク)、スティーヴン・ハフ、スティーヴン・コヴァセヴィッチ、ラベック姉妹、ザビーネ・マイヤーらと共演している。 台湾フィルハーモニックは、世界的に名高いバレエの振付師の林 懐民 (リン・カイミン)、台湾のクラウド・ゲイト舞踊劇場とオーストリアのデジタル・アーティストのクラウス・オーバーマイヤー、オペラの舞台監督の トビアス・リヒター、モファット・オクセンボウルドとハンス=ピーター・リーマンらと共にパフォーマンスを行い、それらの劇場公演やオペラ公演は、高い芸術性に到達している。加えて、コンサート形式のセミ・オペラ公演「ニーベルンクの指環」と「エレクトラ」は、動員記録を塗り変えた。また世界のオペラハウスとの共同プロダクションとして、2007年公演の「ばらの騎士」、2009年の「カルメン」、2012年の「蝶々夫人」、2015年の「フェデリオ」、2013年の「ワルキューレ」、2014年の「サロメ」、2016の「オテロ」など、多国籍コラボレーションを行い、成功を収めている。